2019年にイギリス人の男性と結婚し、イギリスの配偶者ビザを取得しました。
もともとは日本の会社の指示で海外駐在(Expats)として派遣され
イギリスにおりましたが会社も先日退職。
で、退職のとき「今後日本の会社に勤めないなら、国民年金は任意加入です〜」
と言われました。
「日本円の収入がなくなるし、別に加入しなくてもいいかな〜」とおもって
いろいろ調べた備忘録です。
結論からするとなるべく払ったほうがいいです!
海外在住者は国民年金の加入が任意
海外在住者は年金加入が任意です。
国民年金の負担額は月額16,410円。年間で196,920円。(2019/05現在)
日本円の収入が基本的になくなる海外在住の方は
なるべく日本円の出費を抑えたいですから、任意なら入らなくていいかな〜
と思っている方も多いとおもいます。
任意でも入るべき!その理由はとにかく得だから
じつは日本円の貯金を将来に備えて蓄えているものなら
年金を先にはらって、将来受けとったほうが得なんです。
払えば払うほど将来もらえるお金が増えまくりますので
できるだけはらったほうがいい!
私自身、日本円の収入がなくなるので
将来もしかしたら日本に戻るかもだし…ということで
国債だったり投資だったり色々調べているのですが
年金ほどお得な投資(っていっていいのかわからないけど)はありません。
年金の前提をおさらい
受給資格:10年払わないとだめ!
20歳〜60歳の40年間のうち10年間
年金を払っている人だけが将来65歳以降年金を受け取れます。(2019/05現在)
これは厚生年金と国民年金合算でも大丈夫です。
ちなみに私は学生時代、年金支払免除期間があったり
就職してから8年で辞めたので10年の受給資格を満たしていません。
そもそも10年払わないとまったく年金がもらえないっていう
お金をドブに捨てる状態になるので、
絶対に10年間は払いましょう。
よく記事でみる「満額受給」とは?
まず前提としてここに書くのは国民年金の話です。
国民年金保険で支払ったお金は老齢基礎年金として積み立てられて
これを40年間すべて支払った人が受け取れるのが
年間780,100円
これが老齢基礎年金として受け取れる満額です。
月だと約65,000円受け取れます。
これに、厚生年金に入っていた人は老齢厚生年金の受給額が加算されます。
20-60歳の間、年金を払う金額は年間で196,920円
これを40年間毎年すると、x40なので総額7,876,800円を払うことになります。
満額を65歳から70歳まで10年と一ヶ月受け取ったら
満額780,100円x10.1=7,879,010円
40年間はらったお金が10.1年でもとがとれる計算です!
どう得なの?計算してみた
すでに、40年ちゃんと年金払ったら、10年で得だな〜
ということがわかったと思います。
では先程行った「払えば払うほど得」という点について
説明したいと思います。
40年払ったら得なのはわかるけど、流石に40年日本円を払い続けるのはキツイ
20年ぐらいだったら受取額はどうなるの?というときの計算です。
まず満額の場合
40年間=480ヶ月支払いをしていたということになります。
これが10年だけ払った場合、120ヶ月です。
なので(120/480=25%)x満額780,100円=195,025円/年
同様に、20年だと240ヶ月なので
(240/480=50%)x満額780,100円=390,050円/年
ということで、払った月が増えれば増えるほど
65歳以降にもらえる年間の金額が増えます。
もらえる年間の金額が増えて長生きすればめっちゃお得!
ということですね。