現在ロンドンで働いているのですが、
私の会社はWeWork(ウィーワーク)の一部屋を借りており、
そこをオフィスとしています。
WeWorkといえば、最近ソフトバンクが
出資したことで、日本でも話題になっていますね!
これから日本企業もWeWorkを活用するかも?ということで
ウィーワークを使ってみた社員目線での
メリット・デメリットを紹介したいと思います。
WeWork(ウィーワーク)ってなに?
▼WeWorkの廊下
一言でいうとコワーキングスペースです。
ロケーションにもよりますが、
ビル全体をWeWorkが借り上げていたり、
ビルの1フロアが全部WeWorkだったり、サイズはいろいろ。
私が訪れたイギリスのWeWorkは
基本、各オフィスがガラスばりで、
一周するといろんなオフィスを観察することが出来ました。
(セキュリティ的にいいのか?!)
中のオフィスはほんとーーーに様々です。
洋服通販で在庫が溢れる会社、
おしゃれなボトルを販売している会社、
アプリケーション開発会社、などなど!
つらなるメンツも様々ですが、
名前を聞いたことがあるような企業もけっこういます。
メリット
ネットワーキングが楽しい
どこのWeWorkにも共有スペースがあって、
みんなそこでランチしたり、休憩したり、
雑談したりしています。
同じビルに入っている他会社の人と
毎日顔を合わせるので、自然とコミュニケーションがとれます。
▼フリースペースでやった'Japan Party'の様子
▼WeWorkスタッフが相撲レスラーになってた
ロンドンなので、日本人の方がいると「おお!」ってかんじで
お互い初対面でも声をかけあったり。
イギリスでは、基本的にプッシュで新規の顧客を取る時、
紹介で場をセットしてもらったり、
ネットワーキングで自分で見つけたり、という方法がほとんどで、
全く知らない人を新規でとるのって難しんです。
会社を成長させるためにも、
ネットワーキング大事です!!!
遊びがあって楽しい
WeWork内で引っ越しをしたことがあるのですが、
前のビルでは卓球台、ゲーム機がありました。
息抜き大事。
▼インベーダー的なやつがおいてある
▼共用のミーティングルームにテーブル兼ピンポンテーブル(ぶれぶれですみません)
飲み物、食べ物がある
月曜日は'TGIM'ということで、
WeWorkが朝ごはんを共有スペースにおいておいてくれます。
独身には助かる!物価高いし!!
また、WeWork内の企業向けに
よくプロモーションが行われていて、
新商品のサンプル(といっても現物)が食べられたりします。
▼プロテインの食べ物。健康食品系が多い。
今週全然プロモーションないな~という週も心配無用。
クッキーは常備です。
世界のWeWorkが使える
もう世界どこにいても露頭に迷うことはありません。
WeWorkがあれば。
WeWorkに入るためにカードキーを使うのですが、
これをもっていれば、どこの国のWeWorkでも入れるんです。
知り合いのフリーランスの方は
アメリカ、イギリスを往復していますが、
WeWorkで仕事が出来るから、居場所に困らないそうです。
(土日も開いてる)
WeWorkのスタッフが雑務を全部請け負ってくれる
来客の受付、掃除、備品補充、等々。
かわいいお姉さんとかっこいいお兄さんが
全部やってくれます。
犬を飼っている方は、たまに連れてきてるのですが、
散歩もWeWorkの受付の方が行ってくれてます!笑
(ただの犬好きで特別サービスかもしれない)
Webサービス(or アプリ)で色々できる
WeWork利用者向けのアプリがあります。
部屋のブッキングや来客登録などできますが、
SNSのような機能もあり、世界のWeWork利用者と
コンタクトを取ることが出来ます。
仕事の依頼なども
WeWorkアプリ内で行われています。
「翻訳お願いできる?」とか「デザイナーいない?」とか。
引っ越しの書類手続き等が楽(らしい)
これはもはや社員目線のメリットではないのですが、
「退去したいな~」と思ったら1ヶ月前通告で出られるらしい。
なのでスタートアップ系の企業に人気があるみたいですね。
デメリット
トイレが共用
大したことないじゃんって思うかもしれませんが、
前のWeWorkは男女共用だったんです!!!
便座は下げようよ!!!!!
今のWeWorkは女子だけのトイレですけど、
それでも使い方がひどかったり、まじでストレス。
同じ会社の人だったら「みんなきれいに使おうよ!」
とか言えるけど、どこの会社の人の仕業かわからないから無理。
WeWorkのスタッフにはいちおう言うけど
「Ah, OK」って絶対小うるさいアジア人だと思われてる…
一日のほとんどの時間を過ごすオフィスで、
唯一のプライベート空間なので、
けっこう大事なんだなって思いました。
会議室がクレジット制
WeWorkを借りている会社ごとに月々クレジットが割り当てられます。
それを使って部屋をブックします。
大きい部屋で長時間予約すると、クレジット消費が多く、
小さい部屋で短時間だと0.5クレジットぐらい。
小さいWeWorkだと部屋が全然とれなくて、
騒がしい共有スペースで話さなくてはいけなかったりします。
ITサポートが微妙
Wi-fi、プリンタ、モニター利用等で不具合があると
一応WeWorkのITサポートがあって
問い合わせして対応してくれるのですが、これが微妙。
全部回答は「再インストール、再起動」!
各社で利用PCとか環境が違うから、
個別のサポートだと原因究明が難しいのでしょう。
そういう意味で日本の会社のITサポートは
体系化してちゃんとやってくれてたな~
と感謝する今日このごろです。
家賃が高い(らしい)
ロケーションにもよると思うがめっちゃ高い。
家賃には電話代、会議室クレジット代、デスクなども含まれる。